カヌー・カヤックでキャンプ3日間! Whanganui Journey

ニュージーランドのグレートウォーク

国立公園をキャンプしながらトランピングする Great walk (グレートウォーク)は全部で9つあり、世界遺産のミルフォードサウンドもそのうちの一つとなっています。これらのうち、 Whanganui Journey だけがハイキングではなく、カヌー・カヤックで川を下りながら行う唯一のものです。ちょっと変わった、冒険心をくすぐられる Whanganui Journry をご紹介します。

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Whanganui Journey って?

キャンプサイト

ファンガヌイ・ジャーニーは、北島にあるファンガヌイ国立公園を流れているファンガヌイ川をキャンプしながら進んでいく旅です。メインは川下りですが、途中に片道1時間ほどの短いハイキングコースがあったり、先住民マオリの伝統文化に触れあうことができます。そして、キャンプ用具を抱えて歩く必要がないので、女性や体力に自信のない方も始めやすいトランピングです。

この川下りは Taumarunui タウマラヌイから始める最長145㎞・5日間のプランと、 whakahoro ファカホロから3日間のプランとあります。どちらから始めても pipiriki ピピリキという町が最終地点で、途中で旅から抜け出すことができません。

今回私は体力に自信がなかったのと、メインは後半3日に集約されていると聞いたので、3日間を選びました。自然いっぱいの中での数日間、間違いなく素晴らしい体験となります。

準備すること

プランをたて、キャンプサイトを予約する

この旅で一番重要なことはキャンプの準備です。一度旅を始めると途中で食料を買い足すことも、忘れ物を取りに帰ることも出来ません。また、ファンガヌイ川には携帯電話の電波が届かないので、完全に普段の生活から隔離されます。

まずはどこに泊まるか。Hut (山小屋)があるのは

  • Whakahoro
  • John Coull
  • Tieke Kainga

この3カ所のみです。これら以外のキャンプサイトはもちろん料理用のガスはなく、あるのはテントが張れる少しのスペースと簡易トイレ、雨水を貯めた水道のみ。また、ファンガヌイ地域は夏の間も雨が多く、そのためたいていのキャンパーはこの3カ所に泊まります。

9月の末から5月の頭まではどこに泊まるにしても事前予約が必要です。DOCビジターセンターか、下記のサイトから予約できます。予約した際は予約番号を保管しておきます。

Hutに泊まる際にも寝袋が必要です。

カヌー・カヤックをレンタルする

カヌー・カヤックは地元のキャンプ会社でレンタルします。だいたいどこの会社もカヌー、荷物を入れるbarrel(バレル)、ライフジャケットがついており、川までの送迎も料金に含まれます。だいたいどこも3日間で170ドルから、5日間で200ドルくらい。

カヌーは二人で漕ぐもの、カヤックは一人で漕ぐもので、カヤックの方が軽く早く進むことができます。私の場合はどちらも経験したことがなかったので、相方と一緒に漕げるカヌーを選びました。

ファンガヌイ・ジャーニー

私は最終地点 pipiriki から一番近い町、Raetihi にある Raetihi holiday park で借りることにしました。なぜここにしたかというと、最終日疲れているのに何時間も車に乗りたくなかったのと、前日にこのホリデーパークに泊まり、準備ができるということで選びました。

Whanganui River Canoes. A locally owned/operated business based at the Raetihi Holiday Park. Canoe the river

食料

ファンガヌイ・ジャーニー

旅の間の食料を全部バレルに詰め込みます。基本的にトランピングにはフリーズフードを持っていきますが、カヌーの中に置いて置けるので他のグレートウォークに比べ、たくさんの量を持ち込むことができます。

朝食にはポリッジやシリアル、昼食にはサンドイッチ、夕食はパスタや炒飯など。

こちらの記事にキャンプの食べ物・持ち物について詳しくまとめています。

ニュージーランドが誇るGreat walkのひとつ、Whanganui Journey。この旅に必要な持ち物・食料をリストアップします。

1日目

天気もよく、朝8時にホリデーパークを出発。約1時間半かけてファンガヌイ川に向かいます。メイン通りから離れるとすぐに携帯の電波がなくなり、険しい山道を進んでいきます。

カヌーでトランピング

川に到着すると運転手からちょっとした講習が始まります。最低限の安全確認と、緊急時の無線バザーを渡されました。この無線を使うと緊急用のヘリを呼べるというものです。もちろん自分たち以外でもけがをして動けない人がいたら使って構いません。

簡単な講習が終わるといざ川下りへ!

川に入ってすぐ、急流(rapid)があり、渡ろうとすると、ザバーン、、転倒しました。

開始早々べしょぬれになり、いとも簡単にカヌーは転倒するものだと知る。10月末ですが、案外水は冷たくなく、防水ケースに入れていたカメラも携帯電話も大丈夫でした。

急流を越えるときはある程度のスピードがないと勢いに負けて転倒することを学び、その後は力強くパドル。川は穏やかで、ほんの数カ所急流があるのみです。

それぞれキャンプサイトは約2時間おきにあるので、時間を測りペースの確認をしつつ、各キャンプサイトにて休憩。

グレートウォーク

国立公園の美しさに見とれつつ1日目は約5時間で John Coull Hut に到着。カヌーをしっかりとくくりつけ、キャンプサイトへ。このニュージーランドの旗が目印です。

Whanganui journey

キャンプサイトには水道、ガス、マットレスがあります。

ファンガヌイ・ジャーニー

中は特に仕切りも何もない、山小屋らしい施設です。ですが、管理人がいて、きれいに掃除されています。トイレも消臭剤があり、とても清潔でした。

ファンガヌイ・ジャーニー

電気はないので、暗くなり始めた8時ごろにはベットにつきました。

2日目

朝7時ごろ、明るくなりはじめて起床。朝食をすませ、9時前には小屋をでました。

カヌーを漕ぎ始めるとすぐに腕が疲れます。1日目は何とも思わなかったのですが、マットレスが硬かったこともあり、すごく疲れを感じました。

2日目は5時間ほどの予定だったので、ゆっくりと時間をかけて進みました。1日目よりも川幅が大きくなり、国立公園の中心のような感じがしました。牛の死骸が途中あったり、大きな木が倒れていたり、自然そのままです。

野生のかもやヤギ、プケコというニュージーランド独特の鳥や、野生のシカまで見ることができました。

マオリのハーブ

キャンプサイトや、砂利浜(shingle)で休憩すると、Kawakawa(カワカワ)というマオリのハーブや、 Piko piko(ピコピコ)という食べれる野草なども見かけました。

ですが、国立公園付近では害虫駆除のため、薬品をまいているので決して食べないでくださいね。

ファンガヌイ・ジャーニー

たいていのキャンパーは Tieke Kainga に泊まり、マオリの集落である、Marae という伝統ある家を見回ることができます。Maraeに入る前にはPowhiriと呼ばれる歓迎のあいさつに参加します。その際、寄付をするのが一般的です。

ここでマオリの文化にふれ、その後キャンプサイトに移動するのですが、今回私は他のマオリの家族と行ったため、あえてMaraeを避けました。そして泊まったのがRamenui holiday parkです。

ここはオーナーの所有地であるため、キャンプファイヤーをすることもでき、温水シャワーまであり、とっても快適なのです。また、5分ほど離れたところにバーがあり、お酒を楽しむこともできます。

料金もDOCのキャンプサイトと同じ料金なので、少し優雅な気分になります。

ガスもあり、調理器具や食器までもありました。ごみを持ち帰る必要もない、いたって普通のホリデーパークです。

最終日

ラマヌイホリデーパーク

最終日の朝はすごくきれいで、太陽の光が木の間から川に向かって差し込むのに見とれてしまいました。

前日のマットレスも柔らかく、快適に睡眠がとれたため、3日目はすごく元気いっぱい漕ぐことが出来ました。Tiekeの後の風景は農場風景で、国立公園から抜け出した雰囲気が漂っています。

ですが最終日は一番激しい急流が待ち受けていると名高く、覚悟していましたが、自分たちが慣れたのか、期待していたよりもあっさりと難所を通過できました。

約4時間で最終目的地Pipirikiに到着。お迎えの時間より1時間も早く着くことができました。

初めてのカヌーで分からないことだらけでしたが、穏やかなファンガヌイ川と、壮大な風景に囲まれてすごく貴重な体験ができた3日間でした。ニュージーランドに遊びに行った際にはぜひファンガヌイ・ジャーニーに挑戦してみてください!