海外ではたくさんすぎるほどの粉製品がスーパーにたんまりとありますが、どれを選べばいいのか困りますよね。日本の粉と比べてみましょう。
日本で粉を探してみる
まずは日本のスーパーで粉を探してみましょう。
- 薄力粉
- 中力粉
- 強力粉
- 片栗粉
- 米粉
- 白玉粉
以上が一般的に売られている粉だと思います。これ全て何から出来ているかわかりますか?
薄力粉・中力粉・強力粉
この3つは小麦粉です。違いはグルテンの量。グルテンが多いものが強力粉と呼ばれ、しっかり・もっちりとした歯ごたえ例えばパンに使われます。中力粉はうどんなどの麺類、薄力粉はスポンジケーキや一般的な料理で使われています。
片栗粉
片栗粉はデンプンの粉のことであり、主にじゃがいも・とうもろこし・さつまいもから作られます。中華料理のとろみを出したいときに使われる粉です。
米粉・白玉粉
この2つは名前の通り米から出来ています。米粉は小麦アレルギーの方に薄力後代わりとして使ったり、触感の違うパンのために使われたりして、白玉粉はだんごを作る粉ですね。
海外のスーパーで探してみる
海外のスーパーでは
- Plain flour
- Self-rising flour
- High grade flour
- Gluten-free flour
- Corn flour (corn starch)
- Poteto flour (poteto flour)
- Rice flour
- Glutenous rice flour
大きな棚一面に粉の袋がひしめきます。
小麦粉とは
上4つが小麦から出来ていますが、日本のようにグルテンの量で分けられているのではありません。
Plain flour
これは日本でいう中力粉です。グルテン Protein がだいたい10~11%。
Self-rising flour
お菓子作りではベーキングパウダーと小麦粉を混ぜますが、海外では混ざった粉が店頭に並んでいます。しかし注意する点は、Plain flour にベーキングパウダーが加わっているだけなのでお菓子用の粉ですが、中力粉なのです。
Gluten-free flour
これは名前の通りグルテンフリー粉です。小麦アレルギーの方が多く、またアレルギーでなくても健康を考え小麦を減らしている方はたくさんいます。そのためほとんどどこのスーパーでも見かけます。
High grade flour
プレーンが中力粉であったのでこれは強力粉かと思いきや、なんとグルテンは11~12%と、プレーンフラワーとほとんど変わりません。つまり中力粉なのです。
小麦粉以外の粉
Corn flour Poteto flour
これらは日本でいう片栗粉です。コーンスターチとも呼ばれているので分かりやすいですね。ですが、片栗粉の代用するときはポテトスターチの方がとろみが出やすくなります。
Rice flour Glutenous rice flour
前者が米粉、後者が白玉粉です。アジアンショップに行くと両方売られていますが、だんごを作りたい場合は Glutenous と書いてあるものを購入してくださいね。
薄力粉はないの?
はい、海外、少なからずニュージーランドとオーストラリアには薄力粉はありません。そのため海外で食べるお菓子はずっしりとしていますよね。たいていのものは Plain flour で代用してもさほど変わりませんが、お菓子作り特にふんわりとした触感のスポンジケーキなどは薄力粉がないと風味が変わってしまいます。薄力粉は中力粉から作ることができますので、次回お話ししたいと思います。